家の外壁が色褪せてきて、そろそろ外壁塗装の工事を検討しなければならない時期。
しかし初めての人は、外壁塗装の費用相場もわからないし、いくら準備すればいいのかもわからないですよね。こちらの記事では外壁塗装の費用・価格や事前に確認するポイントなどをまとめています。
外壁塗装の費用・価格・相場の一覧
まずは外壁塗装の価格・費用の相場に関する一覧を見ていただきましょう。
外壁塗装は家の状態によっても価格が変わり、「この塗料ならこの価格」とは一概に言い切れないものです。
しかし、ある程度の目安となる工事金額はお伝えすることができますので、その一例を紹介します。
わかりやすいように建坪の面積ごとに算出しました。
[15坪〜30坪]
・シリコン塗料 40万円〜90万円
・フッ素塗料 60万円〜110万円
・光触媒塗料 60万円〜130万円
[31坪〜45坪]
・シリコン塗料 90万円〜130万円
・フッ素塗料 110万円〜170万円
・光触媒塗料 110万円〜200万円
[46坪〜60坪]
・シリコン塗料 130万円〜180万円
・フッ素塗料 170万円〜230万円
・光触媒塗料 170万円〜260万円
家のメンテナンスや保護の観点から考えると、ある程度の予算を用意してそれなりに長持ちする高級な塗料を使用する方が良いでしょう。
高級な塗料・特殊な塗料・ハイグレードな塗料とは!?
高級な塗料・ハイグレードな塗料とは、具体的な例を挙げると
- 防水塗料
- 光触媒
- ガイナ塗料
- フッ素塗料
高級と言ってもお金持ちが選ぶ贅沢品、と言うわけではありません。
より高級な塗料・ハイグレードな塗料になるほど耐用年数が長く、長持ちします。
人気があるのはフッ素塗料や光触媒、また断熱塗料なども選ぶ人が多くなっています。
多少費用がかかってもある程度質の高い塗料を選んでおくことで、長い目で見たときのトータルコストを安く抑えられることが理由でしょう。
《同じ塗料でも費用が変わることがある》
さて、使用する塗料の種類によって費用が変わるのは理解できますが、同じ塗料でも費用が変わることがあります。
それは同じ塗料の中でも更にいくつかのグレードがあることが理由で、例えば同じフッ素塗料だとしてもその中にはいくつかのグレードがあります。
このグレードが上がるほどより長持ちし、費用も高くなるのです。
【外壁塗装の費用は延べ床面積で変わる】
不動産に関する話をする上で建坪という単位はよく用いられますが、外壁塗装の費用は建坪ではなく延べ床面積で変わります。
例えば、2階建ての建物の場合、建坪は1階か2階のどちらか床面積の大きい方で数えられます。
対して延べ床面積の場合は1階と2階の床面積を合計したものとなります。
外壁塗装の見積もりを行う際には、ご自宅の延べ床面積を計算しておくとよいでしょう。
《同じ延べ床面積でも費用が変わることがある》
外壁塗装の費用は延べ床面積によって計算されるとお伝えしましたが、実は同じ延べ床面積だとしても費用が変わってしまうことがあります。
それはどういう場合なのかというと、同じ延べ床面積で家の形が違う場合です。
家の形が違えば外壁の面積が変わり、その結果として外壁塗装の費用が変わってくるのです。
【自分の家の「相場」を知ろう】
インターネットでどれだけ情報を調べたとしても、それはあくまで目安でしかありません。家の形や頼む業者によって違うのであれば、なおさら目安は不正確なものとなります。
そのためまずは自分の家の外壁塗装費用の「相場」を知ることが重要となります。
《複数の業者で見積もりを行う》
自分の家の外壁塗装の「相場」を知るためには、複数の業者で見積もりを行うのが最も簡単で確実な方法です。
複数の業者で見積もりを行なった結果、共通する部分や似たような費用が見えてくるはずです。
それがご自宅の「相場」です。
また複数の業者で見積もりを行えばそれぞれの業者がどれくらいのレベルの業者なのか把握できて、選ぶ基準にもなるでしょう。
【外壁塗装の費用を抑えるために知っておくこと】
こちらの項目では外壁塗装の費用を抑えるために知っておくべきことを紹介します。
《「とりあえず屋根塗装だけ…」はNG》
外壁塗装の費用を抑えるためにやってしまいがちなのが、「とりあえず屋根塗装だけ行おう」「今は壁だけでいいや」などの外壁か屋根のどちらか片方だけの塗装を行うことです。
確かに外壁塗装はかなりの金額がかかりますし、決して安いものではありません。
しかし、どちらか片方だけ、というのはトータルの費用を抑えるためにはNGなのです。
それはなぜかと言うと、外壁塗装を依頼する際に組む足場にはかなりの費用がかかっているから。
外壁と屋根、2回に分けて施工を行うと、その都度足場を組まなければなりません。これが余計な出費となり、トータルで考えた時に費用が増えてしまうのです。
屋根も外壁も、いずれは塗装しなければならないもの。費用を抑えるためになるべく両方の施工を同時に行いましょう。
《訪問販売員には注意しよう》
外壁塗装の訪問販売員は家の状態を見て売り込みをかけます。
「これ以上放っておくと家の老朽化が心配です」と言われたらどうしても気になってしまうもの。
その場で見積もりを行って貰う分には構わないのですが、依頼を急がないようにしましょう。
訪問販売員が提示してくる金額が相場より高い金額である可能性もありますので、やはり外壁塗装を行う際は複数の業者で見積もりを行ってからにするべきです。
もちろん、訪問販売員全てがダメだという訳ではありません。
複数の業者で見積もりを行った結果、「その訪問販売員の業者が一番クオリティも費用もよかった」というのであれば、その業者を選んでも良いでしょう。
【外壁塗装を依頼する際にやってはいけないこと】
最後に、外壁塗装を依頼する際にやってはいけないことを紹介します。
《値切りをしてはいけない》
利用者にとっては少しでも安く外壁塗装を済ませたいものです。
しかし、外壁塗装に関しては出された見積もりに値切りをしてはいけません。
「あちらの業者の方が安いから、もっと安くしてくれ」と言えば費用を下げてくれる業者もあるかもしれません。
しかし、値切りを行って費用を下げてくれた場合には、利用者が気づかないところで必要な工程を削っている可能性が高いです。
よくある例としては「本来2回行う上塗りを1回にする」、「高圧洗浄にあまり時間をかけない」など。費用が抑えられたとしても施工に支障が出てしまって、結局長持ちせずまた外壁塗装を依頼する、ではむしろ費用がかさんでしまいます。
《DIYで外壁塗装をする》
塗装と言うと、「所詮塗るだけでしょ」と考えてDIYで外壁塗装をしようとする人がいます。
しかし、外壁塗装は立派な専門職。
プロの職人が毎日何人もの人出で行っても2週間程度かかるのです。それを素人が1人や2人でやろうとしては半年以上の時間がかかってしまうでしょう。
塗装に慣れていない人はどんなに気を使って塗装をしても必ず塗りムラが発生します。それも、かなりひどい出来栄えになることがほとんどです。
塗りムラがあっては長持ちせず、すぐにまた外壁塗装を行わなければなりません。
また、外壁塗装は高いところに登って行うため危険です。プロの作業員でも足場から落ちたり、電線に触れたりして怪我をすることがあります。本当に危ないので、DIYで外壁塗装をするのはやめましょう。
【外壁塗装の費用っていくら? ~まとめ~】
いかがでしたか。
外壁塗装の費用や、事前に確認するべきポイントをお伝えしました。
最も大事なのは、複数の業者で見積もりを行った上で検討すること。質の高い業者を納得する費用で行い、ご自宅をより長持ちさせましょう。
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