外壁塗装は専門知識がない人にとっては適正価格や施工内容がわかりにくく、悪徳業者の数も非常に多くなっています。
こちらの記事では外壁塗装の施工をする際にダマされてしまわないように、悪徳業者がよく用いる手口を徹底的に解説しています。
悪徳業者と契約してしまった際の対処法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
訪問販売で不安をあおる
訪問販売で外壁塗装の営業をしてくる業者の多くは悪徳業者です。
「外壁が危険な状態にあるため、すぐに施工をしなければ危ない」などと言って、わたしたちの不安をあおります。
しかし外壁塗装の劣化は1ヶ月で急激に早まることはなく、少しずつ緩やかに状態が変わっていきます。
そのため「すぐに施工をしてください」と言う業者は、基本的に悪徳業者であると考えていいでしょう。
悪徳業者の訪問販売員はとても営業トークが巧みで、聞いていると口車に乗せられそうになってしまいますので、話を聞かずに断るのが懸命です。
訪問販売員から「危険な状態にある」と言われてどうしても心配になるようでしたら、その業者に頼むのではなく別の業者へ見積もりをしてみるのがいいでしょう。
外壁塗装の怪しい見積書・・・
外壁塗装の専門知識がない人には見積書の内容はよくわからないものですが、それをいいことに悪徳業者は詳細でない見積書でわたしたちをダマそうとします。
具体的には「コミコミでこの価格です」と言ってくる業者や、見積書に「一式」という文言が含まれている業者は危険です。
優良業者は必ず細部まで内容が詳しく書かれた見積書を出してくれ、例えばそれぞれの施工・材料の単価や外壁の面積などが詳細に記載されています。
しかし悪徳業者が出してくる詳細でない見積書にはこういった内容が書かれておらず、「一式でいくら」のような書き方がされている場合があります。
ただし優良業者が一式での見積もりを適切に行うケースもあります。
施工箇所が狭く小さい場合に面積と単価で金額を出すと損をすることがあり、その際に優良業者は利用者のことを考え一式での見積もりを行います。
広い面積であるにも関わらず一式での見積書を出してくる場合には、悪徳業者である可能性が高いので、その業者を利用してはいけません。
悪徳業者はなぜ見積書を詳細に書かないの?
なぜ悪徳業者は詳細な見積書を出してくれないのでしょうか。
それには主に2つの理由があり、「利益を増やそうとしている」または「手抜きをしやすくするため」です。
外壁塗装には定価がないため、業者によって値段が変わってきます。
業者の提示した価格に利用者が頷けば、それで契約が成立してしまうのです。
悪徳業者は、本来それほど金額がかからない施工でも費用を高くし、見積書をぼやかすことで利用者をダマそうとするのです。
また、見積書の内容が詳細に記載されていなければ、施工する際に手抜きをしやすくなります。
手抜き工事の代表的な例としては、「本来3度塗りしなければならないところを2度塗りにする」「高圧洗浄に時間をかけない」などがあります。
外壁塗装は最も手抜きをしやすい分野であると言われていて、見積書が詳細でない業者を利用してはいけません。
各種キャンペーンで契約を急かす
悪徳業者がよく用いる手口として「各種キャンペーンで契約を急かす」というものがあります。
そんな悪徳業者に引っかからないために、よく使われる宣伝文句について具体的な例を紹介します。
・キャンペーン期間中である
「キャンペーン期間中で今なら安く施工できる」と言ってくる業者は信用してはいけません。
外壁塗装の優良業者は本当に必要な内容と少しの利益を合わせた最低限の価格で施工を行なっています。
キャンペーンだからと言って費用を安くしてしまえば、利益がなくなるばかりか赤字になってしまうこともあるのです。
外壁塗装をしてくれる本当の優良業者は安易にキャンペーンなど行わないと覚えておきましょう。
・モニター価格で安くなる
外壁塗装の悪徳業者がよく用いる手口として、モニター価格のキャンペーンがあります。
こちらも先ほどと同じ理由で、優良業者は簡単に値段を下げてしまうと利益が出ないため、「今ならモニター価格で安くできる」と契約を急かしてくる業者は信用してはいけません。
・付近の建物で施工をしているため安くできる
これは外壁塗装の悪徳業者が訪問販売でよく用いる手口です。
外壁塗装の専門知識がない人からすると、なんとなく納得のいく理由ではありますが、近くで施工をすれば費用が抑えられるということはありませんので気をつけましょう。
高い金額から大幅値引き
見積もりの段階で高い金額を提示しておいて、後から大幅な値引きをしてくるというのは悪徳業者がよく用いる手口です。
建築工事においては見積書の最後で値引きを行うケースはよくあることですが、この場合は金額の端数を調整する程度の値引きなのです。
数十万円単位で値引きをしてくる業者や、最初の見積価格の半額などにしてくる業者は必ず悪徳業者であるため、絶対に契約してはいけません。
自社で開発したオリジナル塗料
業者によっては「自社で開発したオリジナルの塗料を使用しているため、耐用年数が数十年あります」などと言ってくるところがあります。
しかし塗料の耐用年数は一般的に10年程度となっていて、どんなに性能のいい塗料でも数十年の耐久力を持つものはありません。
日本の塗料メーカーはエスケー化研と日本ペイント、関西ペイントが大きなシェアを占めています。
これらのメーカーは日々研究を重ね、改良を加えています。
塗料の開発専門の企業が努力をして開発した十数年の耐用年数を超える性能の塗料を、外壁塗装業者が片手間で開発できるはずはありません。
悪徳業者の中には塗料メーカーのラベルだけを貼り直して、自社で開発した塗料と言うところもあります。
自社開発の塗料を強調する外壁塗装業者は信用してはいけません。
「足場代サービス」という売り文句
外壁塗装の施工において欠かせないのが足場です。
足場は職人が高い場所で作業をするために必要なものなので、外壁塗装の施工ではこれを無くすことはほとんどありません。
足場というのは実はかなりの費用がかかり、その割合は施工費用の多くを占めます。
業者によっては「足場代サービス」という宣伝文句を掲げているところもありますが、こういった業者は悪徳業者ですので契約してはいけません。
例えば30坪の建物であれば足場代は15万円近く必要となり、決して無料にできるような金額ではないのです。
他社の見積価格より安くしてくれる
他社の見積価格より安くしてくれるというのも、悪徳業者がよく使用する手口です。
悪徳業者が使用するキャンペーンの宣伝文句に関する項目でも解説しましたが、本当の優良業者は利益が大きくなりすぎる価格設定ははじめからしていないため、簡単には値引きをすることができないのです。
まだ見積もりもしていないのに「他社より安く施工できます」などと言ってくる業者は必ず悪徳業者であるため、信用してはいけません。
悪徳業者と契約してしまった時の対処法
悪徳業者の巧みな話術に騙されてしまい契約してしまったとしても、諦めてはいけません。
契約後に悪徳業者だと気付いた時にはクーリングオフの制度が有効です。
基本的に契約から8日目まではクーリングオフが可能なので、その期間であればまだ間に合います。
それに加えて、悪徳業者との契約の場合は8日目を超えてしまってもクーリングオフできる場合があります。
悪徳業者は管理体制もずさんであることが多いため、契約書に不備があることもしばしばあります。
契約日が記載されていなかったり印鑑が忘れられていたりと契約書に不備があった場合は、法的には契約が成立してすらいないケースもあります。
この場合は8日目を過ぎてしまっていてもクーリングオフができるため、契約した業者が悪徳業者だと気づいたのなら、まずは専門機関に相談してみましょう。
外壁塗装の悪徳業者の手口を大公開!~失敗事例~ まとめ
いかがでしたか、外壁塗装の悪徳業者がよく使用する手口について解説しました。
悪徳業者はあの手この手でわたしたちをダマし、利益を上げようと狙っています。
本当に優良な業者を選んで、納得のいく外壁塗装を行いましょう。
外壁塗装の見積人気依頼ランキングはコチラ
あわせて読みたい記事一覧
外壁塗装は、家のメンテナンスには欠かせない内容であり、業者に依頼をすると数百万円の金額になってきます。
一方で、強引な営業や、手抜き工事をされることも多く、業界そのものの信憑性に欠ける要素を持っています。
そんな状況下でも優良な外壁塗装業者は存在します。素人では見抜けませんが、外壁塗装一括見積サイトを通して、厳選なる審査をしているため、安心して優良外壁塗装業者と連絡することができるようになりました。
以下より人気ランキングになっておりますので、是非ご覧ください。