塗料とペンキはベツモノ!外壁塗装にはどっちがいい?

塗料とペンキはベツモノ!外壁塗装にはどっちがいい?

外壁塗装と聞いて、多くの方はペンキを連想するかもしれません。

しかし、外壁塗装に使われるものの多くは「塗料」であって、「ペンキ」ではありません。
「えっ!?塗料とペンキは一緒じゃないの!?」
と思う方も多いと思いますが、この2つはベツモノです。
それでは、今回はペンキと塗料の違いと、どちらのほうが外壁塗装に向いているかを説明していきます。

塗料とペンキの違い!?

塗料とペンキの違い

塗料とペンキの大きな違いは成分、そしてそれに伴う性能です。

私たちがペンキと呼んでいるものは、植物油で希釈するもので、主に「オイルペイント」や「合成樹脂調合ペイント」のことになります。

ペンキは低価格で塗りやすいものの、乾燥時間が塗料に比べて長く、耐用年数も短くなってしまいます。

そして塗料とは、顔料・添加剤・合成樹脂などが配合されてできているものです。
さらに、配合される樹脂の種類によって耐久性や性質が変わってきます。

そこで、ペイントと塗料の特徴と性能について軽く説明していきます。

まずはペイントです。
先ほど述べたように、ペンキは主に「オイルペイント」と「合成樹脂調合ペイント」のことであり、その二つについて説明します。

オイルペイントの特徴

植物性の油で希釈するもので、安価であり昔はよく使われていましたが、乾きが遅く臭いが残るなど多くの欠点があるため現在はほとんど使われておりません。

合成樹脂調合ペイントの特徴

オイルペイントの代わりに現在使われているペンキのことで、油の持つ長所を活かし、欠点を合成樹脂でカバーしているものです。比較的に乾きは早いですが、対候性や耐久性は塗料に比べて劣っています。

次に塗料です。
塗料には配合の樹脂や性能の違いにより、多くの種類があります。
そこで、代表的な5つの種類を説明していきます。

アクリル塗料の特徴

塗料にアクリル樹脂を混ぜた塗料です。30年以上前に発売され、当時は画期的な商品となっていましたが、現在はあまり多くは使われていません。

価格が安い、重ね塗りがしやすい、ツヤがあり色がはっきりしています。
しかし、耐久性が低く塗り替えの必要が多くなる、浸透性が良すぎて外部の湿気を室内に通してしまう可能性があるなどのデメリットがあります。

ウレタン塗料の特徴

ウレタン系樹脂を主とした塗料で、木製や鉄部などに適した塗料です。

光沢があり高級感のある美しいツヤがあり、柔軟性があり扱いやすいですが、
紫外線に弱く変色しやすい、シンナー臭が強い、汚れが付着しやすくなっています。

シリコン塗料の特徴

シリコン系樹脂が主成分の塗料で、塗料の中で最もよく使われます。そのため、業者に外壁塗装を頼むと多くの場合シリコン塗料が使われます。

費用対効果が高く耐久年数が長い、汚れにくい、対候性が高いなど多くのメリットがあります。

しかし、ひび割れが起こりやすく、重ね塗りがしにくい、扱いにくいなどのデメリットがあります。

ラジカル制御形塗料の特徴

ラジカルとは、樹脂のことではなく塗料の顔料が酸素や太陽光などに接することで発生する劣化因子のことです。

このラジカルの発生を抑えるために配合された塗料を、ラジカル塗料と言います。

価格が安いのに耐久年数が長い、耐候性や光沢が高いものでありますが、数年前に発売が開始された塗料なので、実績が少なく業者でもラジカル塗料を扱ったことのないところもあります。

フッ素塗料の特徴

樹脂にフッ素が含まれている塗料のことで、大型物件や橋などには多く使われています。

耐久性が紹介した塗料の中で最も高く、耐候性や耐熱性も高くなっています。

しかし、それと同時に値段も高くなってしまう、ツヤが消すことが出来ないなどのデメリットがあります。

このように、ペンキと塗料には違いがあり、さらにそれぞれの中でも種類が分かれています。

ペンキは乾燥時間が塗料に比べて長く、耐用年数も短くなってしまいます。
そのため、現在、外壁塗装に主に使われているのは‘塗料’であり、ペンキとはベツモノになっています。

また、それぞれにメリット、デメリットがあるので外壁塗装の際はそれを考慮して、どの塗料を使用するかを考えると良いかもしれません。

外壁塗装には「塗料」がいい!

外壁塗装には「塗料」がいい!

外壁塗装においてペンキはまず使用されない

ペンキはまず、乾燥に時間がかかってしまいます。

そして、耐候性が低く気候に対応できず、耐熱性が低く日光の熱に耐えられない、

藻やカビが繁殖しやすい、内側に水が入ってしまうなど、塗料に比べて数多くのデメリットが存在します。

そのため、ペンキが外壁塗装にはほとんど使用されることはありません。

なぜ塗料を使用するのか

さきほど述べたペンキのデメリットを解消するのが塗料になります。

性能、コストパフォーマンスや耐用年数などを考えると、塗料を使用するのが定石となります。

外壁塗装におすすめの塗料3選

外壁塗装におすすめの塗料3選

外壁塗装のための塗料の種類が多くてわからない!と思う方も多いかもしれません。

そこで、価格と耐用年数、その塗料の押しポイントをまとめておきます。

①アクリル塗料

耐用年数 4~8年程度
価格   約1,400~1,800円/㎡
特徴   とにかく安く抑えたい人にはこれ!!
どの塗料よりも安く仕上げることができます。

②シリコン塗料

耐用年数 10~15年程度
価格   約2,300~3,000円/㎡
特徴   迷ったらこれ!と言われる塗料です。
外壁塗装の市場でのシェアがナンバーワンで、コスパが最強です。

③フッ素系塗料

耐用年数 15~20年程度
価格   約3,800~4,800円/㎡
特徴   耐用年数がとても長く、塗り替えをする回数が減ります。
また、雨風などをうけて劣化が早い屋根に使うこともおすすめです。

外壁塗装には塗料の特徴を理解しておくことが大切です。

また、業者に頼めば見積もりやオススメの塗料を教えてくれるところもありますが、それを狙って悪徳な商売をするところもあるので気を付けておくと良いでしょう。

塗料とペンキはベツモノ!外壁塗装にはどっちがいい?~まとめ~

塗料とペンキはベツモノ!外壁塗装にはどっちがいい?~まとめ~

今回は、塗料とペンキの違い、特徴について説明しました。
それぞれについて理解して、ベストな外壁塗装を行いましょう!!

 

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