家を新築して10年近くが経過したらそろそろ外壁塗装の塗り替えを検討する時期。
こちらの記事では外壁塗装の寿命に大きく関係のある「耐用年数」について詳しく解説します。
そもそも耐用年数って?
耐用年数とは「ある物を使用し続けられる予定年数」という意味で、外壁塗装において使われる耐用年数という言葉には大きく分けて次の2つの意味があります。
1.塗料の耐用年数
まず1つ目は塗料の耐用年数です。外壁塗装に使う塗料はいろいろなメーカーから販売されていて、それぞれのメーカーで塗装から何年の耐久性があるのかが異なります。
同じ種類の塗料でもメーカーによって耐用年数が変わってきます。
2.建物自体の耐用年数
そして2つ目は建物自体の耐用年数です。こちらはメーカーが定めたものではなく国税庁が発表している建築材ごとの建物の寿命のことを意味しています。
塗料の耐用年数
外壁塗装において耐用年数という言葉が主に2つの意味を持つことがわかりました。
それでは外壁塗装の施工時に最も重要なポイントとなる塗料の耐用年数について詳しく解説します。
塗料メーカーは日本中でたくさんあり、それら全ての耐用年数を知ることは不可能に近いです。
そのため塗料の種類別で一般的な耐用年数の目安をまとめました。
アクリル系塗料 4〜7年
アクリル系の塗料は数ある塗料の中で最もお手軽な価格で利用することができます。ただし安いが故に耐久性はあまり良くありません。
他の塗料と比べると汚れやすい点もアクリル系塗料のデメリットで、最近では使用される頻度は少なくなりました。
ウレタン系塗料 6〜10年
ウレタン系の塗料は耐久性がそれなりにある割に費用も比較的安く、コストパフォーマンスが高い塗料となっています。
汚れや色褪せにも強くバランスの良い塗料ではありますが、最近はシリコン系塗料の人気が高いのであまり使われる場面は多くありません。
シリコン系塗料 8〜15年
外壁塗装で最もよく使用されるのがシリコン系塗料です。汚れや色落ちに強く、防カビ性や防藻性もある質の高い塗料です。
性能が良いのに費用はそれほど高くないため多くの人が選ぶ塗料なのです。
ラジカル系塗料 8〜15年
ラジカル系塗料は比較的新しい塗料で、2015年から一般に使用されるようになりました。耐久度が高い割にシリコン同様費用が安めなのでこちらも人気がある塗料です。
光触媒塗料 10〜15年
光触媒塗料は比較的高級な部類に分類される塗料で、耐用年数がかなり長いです。外壁のメンテナンスにおいてとても優れた性能を発揮し、雨や太陽の光など自然の力で外壁を綺麗にする効果もあります。
ただし性能が高いぶんある程度のコストが必要となります。
ピュアアクリル塗料 12〜15年
ピュアアクリル塗料は防水性に優れた塗料です。
耐用年数もトップクラスで非常に性能が高いですが、かなりの費用が必要となってしまいます。
冬場には乾燥しにくい素材であるため工期が長くなってしまう可能性もあります。
フッ素系塗料 15〜20年
フッ素系塗料は数ある塗料の種類の中で最も優れた耐用年数を誇る塗料です。
光沢感があり防水性も高いため商業施設や大きなビルなどでも使用されています。
最近では一般の住宅でもフッ素系塗料が使用されているのを見かけるようになりましたが、それでもやはり高額なコストが必要になります。
遮熱系塗料 15〜20年
遮熱系塗料はその名の通り熱を反射してくれる効果のある塗料で、室内保温に役立つのでこの塗料を外壁に塗るだけで快適に過ごすことができます。
施工時の費用も高額になりますが、省エネやエコなど環境問題にも配慮できるため自治体によっては補助を受けられる場合もあります。
外壁塗装の寿命はどのくらい?知られざる耐用年数を公開 ~まとめ~
いかがでしたか。
外壁塗装の寿命に大きく関係してくる「耐用年数」についての情報をまとめました。
どの塗料を選ぶかによって外壁塗装の寿命が変わってくるのはもちろんのこと、それぞれの塗料には汚れやすさの違いや保温性の有無などいろいろな特徴がありました。
ご自宅にぴったりの塗料を選び、最高の外壁塗装を実現しましょう。
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